日記とか好きなものとか。
オタク趣味全開です。女性向同人要素もバリ発言します。
嫌悪感を抱くという方はどうぞお読みにならないで下さい。
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くそ、やっぱり会って普通に接することが出来なかった!良い友達で、なんて無理だよなーどうしても引き摺るよなー…自分ねちっこい質だし。でも嬉しいことがあったんだ!三年間付き合い続けた数学が無事単位修得出来たんだ!さようなら出来ました。蝦夷さんと二人で大はしゃぎ。ついでにマンガで書いたレポートも思った以上に高評価でした。
今日は久々にSSを付けてみました。しばらくグジグジ書き続けていたのだけれど、もう出してしまえ!ということで。今回はエド→ハイデリヒの話。劇場版を見直して思い付いてからずっと増やしたり減らしたりしていたのだけれど、ようやく出してもいいかなという最低ラインのGOサインが自分内出だせそうだったので。…ログとしてあげる時によく加筆修正したりしちゃうんだけれど。
文章の書くのって私の中である意味勢いなので、勢いだけで書いてるのがほとんどなのです。上げるのも勢い。
設定としては劇場版のED後です。あることないことでっちあげもいいとこです。
今日は久々にSSを付けてみました。しばらくグジグジ書き続けていたのだけれど、もう出してしまえ!ということで。今回はエド→ハイデリヒの話。劇場版を見直して思い付いてからずっと増やしたり減らしたりしていたのだけれど、ようやく出してもいいかなという最低ラインのGOサインが自分内出だせそうだったので。…ログとしてあげる時によく加筆修正したりしちゃうんだけれど。
文章の書くのって私の中である意味勢いなので、勢いだけで書いてるのがほとんどなのです。上げるのも勢い。
設定としては劇場版のED後です。あることないことでっちあげもいいとこです。
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お前は今もそこで笑ってくれているか?
Auf Wiederzen,
「――兄さん?」
ふ、と弟の声で意識が引き戻される。
「どうしたの?具合でも悪い?」
自分と同じ、いや、少し違ういろの大きな眼がオレを心配そうに覗き込む。オレよりも高かった声は以前に比べだいぶ低くなり今では別人のようだった。
『――エドワードさん?』
『どこか具合でも悪いんですか?』
何でもないよ、と横に首を振れば本当?と訝しむように彼の眉尻が下がった。
「兄さんは酷くなっても何も言わないんだから、酷くなる前に言ってよ」
身長も随分と伸びて、オレも多少は伸びたけれど、今では見上げるようになってしまった。
『エドワードさんは酷くなっても言ってくれないから、酷くなる前に言って下さいよ』
「わかってるって、」
アルフォンス。
お前がいてくれたら、きっと弟と仲良くなってくれていただろうね。名前が同じだから、一方を呼んだのに両方が振り向くとか、逆に振り向かないとか、困ることもあったかもしれないね。下らない話で馬鹿みたいに笑って夜を明かしたり、一緒に同じものを食べたり、同じ景色を見たり、三人で楽しくやっていけたかな。
「泣いてるの?」
弟に言われるまでそんなこと気付きもしなかった。そこで初めて頬を伝う涙の熱さに驚く。どうしてかな、今まで弟の前で泣くことなど無かったというのに。
『鳥のように空を自由に飛べたならどんなに気持ちがいいのでしょうね』
言って空色の目は高い空を仰いだ。あれ程透明な青をオレは見たことがない。
弟と重ねるのばかりではなくひとりの人間としてもっとお前を見ればよかった。どんなに似ていてもお前はお前だったのに、いなくなって思い知らされるなんてオレはどこまでも愚かだ。
「こちら側のアルの話、前にしたよな?」
うん、と弟は頷く。
「こんな空が好きだったなぁって、思ってさ」
オレが見上げると弟も空を見上げた。突き抜けるように澄んだ青の高いところを鳶が飛んでいた。
「兄さんの話を聞いてるとね、」
ぽつりと弟が言った。
「アルフォンスさんは、兄さんにとって大切な人だったってよくわかるんだ」
「アル…」
「僕がこっちに来たからかな?」
「そんなこと!」
つい声を荒げてしまった。きっと情けないことこの上ない顔をしていることだろう。弟が苦笑いするのを見ればわかる。彼が、アルフォンスが死んだときオレの零した等価交換という言葉を弟は聞いていたのだろう。
オレが向こうで一度死んでこちら側に来たとき、こちら側にもエドワードがいて、彼は生きていた。しかしオレが扉を開けて再びこちらへ来たとき、オレが向こうへ引き戻されたときにこちらのエドワードは死んだ、と親父に教えられた。どうして、と思った。何でこちら側のエドワードは死んでしまった?ずっとそれが頭の隅でわだかまっていた。
そして、アルフォンスも死んだ。唐突に思ったのだ瞬間的に。向こうの人間であったオレと弟がこちら側の人間になるための、彼らは代価だったのだと。
「…兄さんが等価交換だと、そう思うなら」
弟がオレが知らず握り締めた左手に温かな血の通う手を重ね力を込めた。
「ボクも一緒に背負うから、だから。そんな顔しないでよ」
『エドワードさん、ほら、笑って!』
いつだったか、写真機を構えて微笑んでいたアルフォンスを思い出した。オレはちゃんと笑えてるのかな、アルフォンス?お前はまだそこで笑ってくれているのだろうか?オレにはもう見えないけど、お前の困ったような笑顔はずっと、胸に残っているよ。
思い出の欠片がさらさらと心に降り積もっていく。
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劇場版は何度見てもハイデリヒが撃たれるところで涙が出ます。大好きなんだけどな、ハイデリヒ…。死ななくてもいいじゃん!とか当時すごく思ったものです。三人で仲良く旅の空とかでもいかったじゃないか…
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うわぁあん
ハイデリヒっ!!(泣)
大切なことってどうしてなくしてから気付くんでしょうね…。目の前にあるものは当たり前すぎるんですね。
アル(弟)の言動がハイデリヒと重なってしまうからまたエドにとっては辛いですよね…。
笑ってるよ!!彼はいつもエドの傍らで笑ってるよ!!!
大切なことってどうしてなくしてから気付くんでしょうね…。目の前にあるものは当たり前すぎるんですね。
アル(弟)の言動がハイデリヒと重なってしまうからまたエドにとっては辛いですよね…。
笑ってるよ!!彼はいつもエドの傍らで笑ってるよ!!!
遅レスごめんなさいm(_ _)m
目の前にある当たり前すぎるものが大切だと気付く…平和と何だか似てますよね。失ったとき初めてかけがえの無いものと知る、ハイデリヒはエドに取ってのそれだったと思うのです。扉の向こうに飛ばされたエドがやっていけたのは少なくとも、彼の笑顔があったからではないかと。
傍で笑って見守ってくれてますよね、きっと!
傍で笑って見守ってくれてますよね、きっと!