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日記とか好きなものとか。 オタク趣味全開です。女性向同人要素もバリ発言します。 嫌悪感を抱くという方はどうぞお読みにならないで下さい。
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一杯一杯と告白してしまった以上、語らずにはいられないのでこんな記事。
今回はワイルドアームズXF オリジナルサウンドトラックをご紹介します。4枚組ボックス仕様、とまあここまでは許せても、これで値段が5千円は高い…!ソフト本体より高いサウンドトラックって如何ほどですか?インセンティブ&ポイントのダブルコンボで削っても4千円…。

前々作4thの時も思ったのですが、WAのBGMは鈴乃森の耳に合います。4thは購入していませんが、XFは出たら絶対に買ってやろうとプレイしながらずっと思っていました。それぐらいにはどの曲も印象深く、耳に残るものが多かった。
ゲーム自体ストーリー長めであるので納得の楽曲数ですが、これ複数人で制作したんですね。一人で全楽曲を手掛けるコンポーザーさんもいらっしゃいますけど、こうやって複数人で作るのも悪くないです。一人で全部となると、どうしてもその人の好きな調とかリズムとかがあるから、似てるとこが出てきたりしますよね。その点複数人いればその数だけ好みや発想が生まれるから広がりも生みやすい。そんな意味でXFのサントラは奥深い出来になっているかなと。ライナーノーツによればWA生みの親である金子氏もバリエーションを本作のサウンドコンセプトのキーワードにしていたそうなので、その点では成功と言えるのではないですかね。

あ、もしかしたらこの先ネタバレがあるかもしれないですさらっと。

意外と重要なネタバレがあるので(本当に微妙なレベルの書き方ですが)プレイを検討されている方は軽く流し読む程度にして頂いた方がいいかもしれません…


SRPGである以上、戦闘部分に重きを置かれるのはまあ当然といっては当然で、その分戦闘曲が増えるのは必至です。基本的に私は戦闘曲に見られるスピード感や勇ましさが大好きなので(一時車内BGMが戦闘曲メドレーになっていて友人に笑われましたが)たくさん戦闘曲があるのはいいです。戦闘曲だけでCD-R一枚作れそうな勢いって素敵じゃないですか?今現在の作業用プレイリストはXFの戦闘曲を中心に組んであります。主人公クラリッサの仇敵・ルパートの剣の銘をとった「傾城佳刀」、信念を胸に抱いて戦いに身を置く姿を描いたような口笛が主旋律の「ブランクイーゼル」、この2曲は数ある戦闘曲の中でもお気に入り。
もちろん、戦闘曲以外も好きですよ。何かしら決意のシーンで掛かることの多い「この夜が明けることを疑わない」は口笛がメインに据えられた楽曲ですが、諦めず前へ進もうとするクラリッサやブランクイーゼルの面々の前向きな思いが表れている曲でスピード感とか力強さは無いけれど、穏やかな中に前を見据える強さを感じる曲になっています。DER(戦闘前戦術指南みたいなもの)時にかかる「できる女と評判の私」、胡散臭さ漂う「何もかもが胡乱」は共にパーティのブレインであるラブライナに起因する曲ですが、戦闘に向けての気持ちの高ぶりとラブライナへの信頼を前者に、切れ者であるのにそれと全く逆の印象を与える彼女の胡散臭さが後者にうまく表現されています。クラリッサとアレクシアの姫二人が活躍する場面でかよくかかる「Princess Army」も勇ましいのに可愛らしい、女の子っぽさが出ていていいです。
鈴乃森は特にOPの「本気の嘘」が大好きなわけですが、歌っている織田かおりさんはあのSoundHorizonのKAORIさんと同一人物だそうで、更にいうとFictionJunctionKAORIのかおりさんだそうで。言われてみればそうかな、と思うが言われなきゃ気が付かなかった。サンホラでのかおりさんはあまり好きではなかったのですが(Aramary氏の印象が強すぎて)、かおりさん単体で聴くと悪くはないかな。「本気の嘘」はXFのサウンドの花でもあり集大成でもあると思います。すごいよ、歌声無しでも曲としての出来がいい。PSPはメニュー画面でUMDにカーソルを合わせておくとそのタイトルが表示されるのですが、タイトル表示の際に「本気の嘘」のインストが掛かるのです。フルサイズのブリッジ~ラストの部分が流れるのですが、これだけで鈴乃森はしびれました。もちろん、主旋律が入ること前提で計算がなされているわけですがそれにしたってこれはかなり良いと思います。CDによってはカラオケバージョンを収録する場合もありますけど、主旋律が無くなると瓦解してしまうような曲もあるわけではないですか。伴奏に徹するというのも有りですが、伴奏としての形も保ちつつ主旋律たる歌声を侵さない程度に・むしろ主旋律が無くても曲としてやっていけるんだぜ!ってぐらい自己主張してる曲というのはなかなかに少ないと思うんですよね。これはそんな自己主張が出来るだけの力もあって、単体としての出来も申し分無い。でもやっぱり主旋律が入ると更に曲の完成度が上がるの。曲調は王道のヒロイック・サーガ宜しく勇ましいものですが、そこに載る歌詞がどことなく儚い。クラリッサを彷彿とさせる歌詞は常に前を見つめる強さと胸の内の不安が織り交ぜられていて、ストーリーを進める毎に味が深まります。「本気の嘘なら後悔はしない」というのがパッケージにも印刷されているキャッチコピーで歌詞の一部でもあるわけですが、母親が死ぬ原因となった過去の一件で嘘が大嫌いになったクラリッサが吐いてしまった「本気の嘘」から物語の全てが始まるのです。一見真逆の組み合わせですが、しっくりと来るものがあります。

まだクリアしていないので4枚目には(「本気の嘘」フルVer以外)全部は聞いていませんが、頭の触りだけでもよさげな曲がいくつか。どんなシーンで流れるのか楽しみです。早くEDの「誰がために」に辿り着きたいです。


収録内容には全く不満はありませんが。欲を言うならばもう少し価格を抑えてほしかったですね、ボックス仕様というだけで特に目立った特典はなかったわけですし。この価格なら他に別途ブックレットやらスコアやら、何かしらの封入特典を付けてほしいものです。
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