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日記とか好きなものとか。 オタク趣味全開です。女性向同人要素もバリ発言します。 嫌悪感を抱くという方はどうぞお読みにならないで下さい。
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自分のサイトの改装をやってはいますが、どう組んでいいのかわかりません。
春めいた色にしたいというところは決まっているのですが、問題のデザインが…。
最近フレーム非対応のブラウザもほとんど見ないので、バリフレーム使って大丈夫ですかね?


また小話妄想です。一応、前回の「愛してる」の翌朝のお話になります。
半年近くしっかり文を書かなかったので(細切れ文はちょくちょく書くのですが)、
若干書き方をどこかへ忘れてきた感じです。
見苦しい可能性高いです。

さて、このSSSは女性向同人要素に凝り固まった妄想になっております。

・同人を知らない(理解できない)
・ロイエドが嫌いだ

という方はご覧にならないで下さい。
上記に出てきた単語がわからない方も閲覧されないようお願いします。
読んでしまった後の苦情は受け付けかねますのでご了承下さい。

ではご理解いただけた方は続きをどうぞ。


‐‐‐‐‐

起きてはいたんだけれど、気持ちいいから、あと少しだけ。

日はすでに高く昇ってしまったようで、薄く開いたカーテンの隙間からは光が差し込んでいた。
包み込まれる温かさと重みに布団の中を探ってみれば、行き着いた先は胸の上。
更にその先を辿れば、寝息を立てる顔が見える。
そういえば、夜中にあの夢で目が覚めたんだっけ。

こいつの傍にいるときぐらい、一瞬でいいから、忘れていたいのに。
許される訳が無いとわかってはいるけれど、それでも。
それでも、忘れていたかった。
ただでさえ心配を掛けてばかりのオレだから、余計に気を遣わせるようなことはしたくなかった。
でも結局は、気を遣わせてしまった。
手を握ってくれたとき、本当は起きたいたんだと思う。
寝てるにしてはタイミングが良すぎるから。
だけど寝たフリをしてくれて正直ほっとしたんだ。
ロイが傍にいてよかったって、涙でぐしゃぐしゃになった顔を見られなくて済んだのだから。

腕の中で寝返りを打って寄り添えば、普段よりも幼い顔が近くになる。
髪も眼も、オレとは全く反対に真っ黒なロイ。
その全く反対に金色のオレの髪も、眼も、ロイは好きだよって言ってくれるけど。
オレだって、ロイの髪も、眼も、好きなんだ。
さらさらと額にかかる髪をそっと、払ってみる。
…目、開けないかな。
早く起きて、とも思うし、もうちょっと寝てて、とも思う。
前者は目を開けてこっちを見て欲しいのと、後者は寝顔を見ていたいのと。
なんだかアンビバレンスだ。

それにしても寝過ぎたかな。起きた方がいいかな。
こいつの折角の休みを寝潰すのも忍びない、けれども布団から出たいというわけでもなく。
腕の中というこの状況が、気持ちよくて動きたくないのだ。
ロイが起きないというなら、…まあこのままでいいとも思うのだけど。
しかし何もせずにただ寝て休みを過ごすのも、もったいないかなと思ってしまう。
またしてもアンビバレンス。困ったな。

とか考えていたら。
腹が、鳴ってしまった。
とりあえずお腹空いたなぁ…と思ったらまた腹の鳴る音。
今のはオレじゃねぇぞ!てことは。
「…ッ」
あんたも鳴らしてるんじゃねぇってんだよ。おかしくなって笑い出したら、ロイも笑い出した。
起きていやがったな。
顔を上げれば黒い瞳と目が合った。やっと見えた。
しかしお互い顔を見合わせたらまた、どちらともなく笑い出してしまった。
ひとしきり笑いあったら、ちょいちょいと裾を引いてやる。
「ロイ、オレ腹減った」
「私も」
「あんた起きてただろ?ならどうして起きなかったんだよ、」
「あまりにも君の抱き心地が良くてね。起きるのが勿体無かった」
「…言ってろ、バカ」
嬉しそうに笑うものだから、無駄に照れてしまってそう返すのがやっとだった。
朝からアホなことを言うのはどの口だコノヤロウ。
かく言うオレも似たようなものだからなかなか起きなかったわけだけれど、
絶対調子に乗せるだけだから言ってやるものか。
そうこうしてる間も、ロイは人の髪を撫でたり梳いたり好き勝手やっている。
「なあ、食べる物あるのかよ」
「それが全く」
「えー…」
昨日は夕飯を外で食べたんだっけ。そうと知ってりゃ何か買い物したものを。
不満の声を上げるオレを抱いて、ロイはずっと楽しそうに笑っていた。
「君さえ良ければどこかへ食べに行かないかい?」
「…ロイのおごり?」
「……まあ、いいだろう。私が払うよ」
「よっしゃ!決まり!」
腕から抜け出ると、バサッと布団を剥いでベッドの上で膝立ちになってロイを見下ろしてやった。
「そうと決まれば早く起きろ!支度だ支度!」
ロイはクスクスと笑いながら、のそりと上体を起こした。
「エドワード、忘れ物だよ」
「忘れ物?まだ何も支度してないぞ?」
意味がわからなくてぽかんとしてたら、こっちだよ、と言いながらキスしてきやがった。そっちですか。
「おはよう、エドワード」
「…おはよ、ロイ」
全然お早くないなんてわかっているけれど、挨拶をして啄ばむようにキスを繰り返す。
「よく眠れたかな?」
「ん…眠れたに、決まってんじゃん…あんたが隣にいるんだから…」
言った側から恥ずかしくなってしまって、思わずロイを突き飛ばした。
何口走ってんだオレ。
「うん、それならよかった」
また嬉しそうにあんたが笑うものだから。
「ほら、飯、食いに行こうぜ!」
オレも出来るだけの笑顔で言ってやった。

外はいい天気だよ、ロイ。

‐‐‐‐‐

前回のプチ大豆を読んでくださった鬼龍彩さまから戴いたメールに、
「二人してお腹が鳴って起きればいいよー!」と書いてあり、
調子に乗って妄想してみました。すみません!
タイトルはまたしても意味は無いです。前回が「愛してる」だったからそれに掛けたというか…。
ロイさんがずっと笑いっぱなしなのは、エドが元気にそうになったから。
というか、ぶっちゃけ、キスとかって単語書くのが無駄に恥ずかしいのですが…!
照れてどうするよ自分…!
うーん、やっぱり感情と割り切って計算で書いたほうが面白く書けるのでしょうか??

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腐女子です。鋼が好きです。ロイエドが大好きです。グリリンも大好きです。第61810の地平線に生息してます。twitter⇒ついった
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