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やはりそれだけのソフトとして売り出すだけあって、快適快適。
今なら逝ける!が口癖で確定しそうな鈴乃森です。
友人たちがことごとくサイト持ちというのもそれはそれで面白い事実です。
どこもみんな凝っててさ、クオリティ高めでさ。
何よりも更新頑張ってるところがすごいよね!と、自分の不甲斐なさを思い知ります。
まだHTML組めてないし…PCサイトは絵中心で、文用に携帯サイトでも作ろかな?
携帯で最小文字サイズで表示したときのびっちり感が好きだから。
でも管理し切れなそうでやだなー。
もうこれでブログ内SSは3つめですね。
3つ書いて全部大豆なので今更注意書きとかいいですか?
ものぐさ太郎ですみません。
大豆さえあればある程度の心の平安が保てるってもう末期症状ですか!(笑)
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わけも無く、泣きたくなるときがある。
自分でもどうしてだかわからないのに、涙が出そうになるときがある。
理由が無いのだから、止める術もわからなくて。
今すぐこの場で、大声を上げて泣けたらどんなに楽だろう。
他人の目も気にせず、なりふり構わず叫べたらどんなに楽だろう。
それは望んではいけないことだとわかってはいても。
泣きたくなる夜はどうしてる?
「鋼の、」
よりによって、このタイミングで声を掛けられてしまったのは辛かった。
発作のように沸いて出た泣きたい気持ちを抑え込むのに必死だったから、きっと酷い顔をしてる。
「…エドワード?」
ふたりきりのときにしか使わないオレの名前を呼ぶ声。
ああ、返事をしないことに不審を抱かれてしまったらしい。
早く振り返るんだ。
何もなかったような顔で、普段通りの顔で、早く返事をしなくては。
「あ、ごめん、…なに?」
オレとしてはそれこそ平素と変わらぬ顔が出来たと思ったのに。
大佐の顔はオレを見るなり曇ってしまって。
「どうした、何があった」
悟らせては、いけない。
「な、何でもないって。ぼーっとしてただけ!」
へらへらと笑って手を振って。上手く笑えてないのなんて鏡を見なくてもわかった。
危険信号が頭の中でチカチカと点滅するほど焦って不自然になる。
これでは如何にも「何かありました」と主張するようではないか。
「何でもない、ということは無いだろう?」
ほら見ろ。食い付かれてしまった。
どうやって大佐の追随をかわすべきかと考えている間に、もうすぐそこに大佐が迫っていた。
「本当に何でもないんだって!」
癇癪を起こしたようになってしまって、後悔した。
目の前に大佐が来てしまった。
絶対に顔を見ては駄目だ、眼力で全部白状させられてしまう。
二の句の継げないオレが黙っていると、抱きしめられてしまった。
ぎゅっと、少し苦しいくらいの強さで。
「…たい、さ」
唐突だったから半ば呆然としてしまったのだけれど、抱き締める腕はどこまでもやさしく感じた。
「そんな顔をしないでおくれ、」
やや長い沈黙の後、大佐の口から出たのはそんな言葉で。
「君の苦しそうな顔は、見ていて私が苦しい」
何だよそれ、と笑い飛ばしてやりたかった。
でも、とてもじゃないけど出来なかった。
「君は、」
ぽつりぽつりと大佐が話しかけてくる。オレは黙ってそれを聞いていた。
「時々、今日みたいな顔をするときがある。気づいているかも知れないし、無意識かも知れない」
気づいてはいたよ、大佐に気づかれたくなかったけれど。
「いつも笑っていて欲しいと思っているけれど、無理して笑わないで欲しいんだよ」
大佐はオレのよく変わる表情が好きだと言ってくれた。
その中でも一番笑顔が好きなんだよって、笑いながら言ってくれた。
あのときの笑顔がふと過ぎっていった。
「苦しいと感じたら、吐き出してしまえばいい。
君の心の中のことだから、私が出来ることは少ないかも知れない。
それでも、聞いてあげることは出来るから」
囲われた胸の温かさがどうしようもなく、苦しかった。
「泣きたいときは、泣いてもいいから」
もう言葉もなかった。
泣くごとに増す苦しみは涙の海になって軍服を浸蝕していった。
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兄さんはアルのこともあってたぶん泣くことに制限を掛けていると思われ。
大佐の前ではちょっとだけでいいから泣けばいいと思う。
泣きたいときに泣いていいんだよって、これ私が掛けられてうれしかった言葉ですが(汗)
…うれしいんだけど反って相手に悪い気がして苦しくなったという話でした。
小説のエドに共感しました。
泣きたいとき大事な人に程苦しいって言えないんですよね。そしてガマンすればする程涙が止まらなくなっちゃう。
普段泣いたりしない分泣きたい時にどうしたらいいかわからなくなっちゃうんですよね。
黙って抱きしめてくれる大佐がいれば明日にはきっとエドに笑顔が戻りますよね!(^^)
嬉しいけど相手に悪い気がするって気持ちもわかります!けれどきっと一緒に苦しんで乗り越えて、また一緒に笑えるから大丈夫なのですよ♪
苦しさは半分こ、楽しいことは2倍!(笑)
長くなってすいません(汗)
返信機能の使い方を今の今まで理解してませんでした(滝汗)すみませ…!
作中でもよく泣きそうな顔なのに泣かないから、相当溜めてるんじゃないかな、と思いついた話でした。
エドって、結構何でも一人で抱え込んじゃう所があると思って。
心配掛けたくないとか…大事な人には特に顕著な気がして(ウィンリィとか)
「泣いてもいいんだよ」って言われたときすっとした反面、
横でめそめそして暗い気持ちにしちゃったら悪いかなー、とか思うんですよ。
それでも寄り添ってくれるなら、縋りたいとも思うわけで…。
ある意味実体験を元にしたような話で恐縮なのですが、
共感して頂けたことがとても嬉しかったです…!
苦しさは半分こ、嬉しさは2倍って素敵な言葉です。
大事な人だから、一緒に共有したいってことなんですよね。