日記とか好きなものとか。
オタク趣味全開です。女性向同人要素もバリ発言します。
嫌悪感を抱くという方はどうぞお読みにならないで下さい。
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ギリギリ間に合ったぜイエー!
いろんなサイトさんでロイの日をお祝いしてるので鈴乃森も便乗。お誕生日ネタしか浮かばない貧相な脳みそ…orz いろいろおかしい気がするし。
いろんなサイトさんでロイの日をお祝いしてるので鈴乃森も便乗。お誕生日ネタしか浮かばない貧相な脳みそ…orz いろいろおかしい気がするし。
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今年は嫌みの激励で終わりか。壁掛け時計を見てため息を吐く午後11時53分。
出勤してからまず部下に乾燥剤を贈られるわ(もちろん私からは楽しい残業をプレゼントしてあげた)、親友からは無駄に長い家族自慢の電話が掛かってくるわ(もちろん適度に聞き流した)、今日に限ってテロリストは元気だわ(もちろん迅速に処理した)、お陰で要らん仕事と上からの激励という名の嫌がらせまで戴いてしまった。三十路に差し掛かれば歳を取るなんてそれほど嬉しいことでもないが、穏やかに誕生日を向かえることが幸せなのか…と考えてしまうほどには疲れているのだろうか。少しだけ寝たい。
ジリリリ!
けたたましい音で眠気がふっ飛んだ。なんだ、こんな時間に。私は前触れもなく鳴り出した電話を睨みつけた。一瞬居留守を決め込んでみようか、とも考える。しかしどうやら私が出るまで鳴り止む気はないらしい。少々苛つきながら出た。
「私だ」
『エドワード・エルリックさんから一般回線よりお電話です』
予想だにしない人物からの連絡に苛立った気持ちが急速に凪ぐ。
「鋼の…?わかった、繋いでくれ」
『了解しました』
ブヅッ、…ジジ、
回線を接続するまでのこの時間。何だろうな、このもどかしさは。
ややあってもしもし、と声が届いた。
「私だ」
『よかった、間に合った…』
「鋼の…?どうした…こんな時間に」
『あ、えっと、もすこし早く掛けようと思ったんだけど、山の中で電話なくて…探してたら時間掛かった。ごめん』
「今はどこに?」
『南!明後日そっち行くから』
「…ああ、わかった」
らしくない殊勝な内容に眉を顰める。言っても連絡を寄越さないくせに、明日は雹か霰でも降るのではなかろうか。それに間に合ったとは何だ。顰めてもどうせ彼にはわからないだろうから声音にそれが乗らないように相槌を打った。
『…大佐』
「なんだ?」
『あ、の、…お、おおお、おた』
「おた?」
明らかに今日は様子がおかしくないか。いよいよ奇妙に思えて尋ねてみようかと声を発するより早く、
『おたんじょうびおめでとう!』
ガジャン!
言い終わったか否かわからないうちに電話は切れてしまった。勢いよく切ってくれたお陰で耳が痛かったのだが、それとは別の理由で頭がぐらっとした。
ゆっくり受話器を下ろして考えた。言われた中身を反芻してたら急激に顔が熱くなってきた。時計を見ればちょうど12時を回ったところ。なるほど、そういうことか。部屋に誰もいなくて本当によかった。
この歳になると正攻法に弱くなるのか?火照る頬を抑えながら、クソ苦いコーヒーを飲み干したのだった。
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…歳を取ることが嬉しくなくなるのってつまり顔にしわが増えるのと同じ感覚なの?どちらかといえば先が見えてくる不安なのか?誕生日をどうせ迎えるなら、おめでとうの数だけ感謝したいです。
誕生日にハボックやブレタから大笑いされながら乾燥剤を渡されているロイとかどうでしょう。
今年は嫌みの激励で終わりか。壁掛け時計を見てため息を吐く午後11時53分。
出勤してからまず部下に乾燥剤を贈られるわ(もちろん私からは楽しい残業をプレゼントしてあげた)、親友からは無駄に長い家族自慢の電話が掛かってくるわ(もちろん適度に聞き流した)、今日に限ってテロリストは元気だわ(もちろん迅速に処理した)、お陰で要らん仕事と上からの激励という名の嫌がらせまで戴いてしまった。三十路に差し掛かれば歳を取るなんてそれほど嬉しいことでもないが、穏やかに誕生日を向かえることが幸せなのか…と考えてしまうほどには疲れているのだろうか。少しだけ寝たい。
ジリリリ!
けたたましい音で眠気がふっ飛んだ。なんだ、こんな時間に。私は前触れもなく鳴り出した電話を睨みつけた。一瞬居留守を決め込んでみようか、とも考える。しかしどうやら私が出るまで鳴り止む気はないらしい。少々苛つきながら出た。
「私だ」
『エドワード・エルリックさんから一般回線よりお電話です』
予想だにしない人物からの連絡に苛立った気持ちが急速に凪ぐ。
「鋼の…?わかった、繋いでくれ」
『了解しました』
ブヅッ、…ジジ、
回線を接続するまでのこの時間。何だろうな、このもどかしさは。
ややあってもしもし、と声が届いた。
「私だ」
『よかった、間に合った…』
「鋼の…?どうした…こんな時間に」
『あ、えっと、もすこし早く掛けようと思ったんだけど、山の中で電話なくて…探してたら時間掛かった。ごめん』
「今はどこに?」
『南!明後日そっち行くから』
「…ああ、わかった」
らしくない殊勝な内容に眉を顰める。言っても連絡を寄越さないくせに、明日は雹か霰でも降るのではなかろうか。それに間に合ったとは何だ。顰めてもどうせ彼にはわからないだろうから声音にそれが乗らないように相槌を打った。
『…大佐』
「なんだ?」
『あ、の、…お、おおお、おた』
「おた?」
明らかに今日は様子がおかしくないか。いよいよ奇妙に思えて尋ねてみようかと声を発するより早く、
『おたんじょうびおめでとう!』
ガジャン!
言い終わったか否かわからないうちに電話は切れてしまった。勢いよく切ってくれたお陰で耳が痛かったのだが、それとは別の理由で頭がぐらっとした。
ゆっくり受話器を下ろして考えた。言われた中身を反芻してたら急激に顔が熱くなってきた。時計を見ればちょうど12時を回ったところ。なるほど、そういうことか。部屋に誰もいなくて本当によかった。
この歳になると正攻法に弱くなるのか?火照る頬を抑えながら、クソ苦いコーヒーを飲み干したのだった。
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…歳を取ることが嬉しくなくなるのってつまり顔にしわが増えるのと同じ感覚なの?どちらかといえば先が見えてくる不安なのか?誕生日をどうせ迎えるなら、おめでとうの数だけ感謝したいです。
誕生日にハボックやブレタから大笑いされながら乾燥剤を渡されているロイとかどうでしょう。
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