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日記とか好きなものとか。 オタク趣味全開です。女性向同人要素もバリ発言します。 嫌悪感を抱くという方はどうぞお読みにならないで下さい。
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もう明日にはお別れだというのに、まだ今のバイト先についてグジグジしている自分が嫌でなりません。どうして割り切れない!時給は上がらないし交通費も出ないし、勤続2年だからって何か良い処遇はしてもらえたのか?バイトは所詮バイト、いくらでも替えが利くんだからとか言ってたくせに、いざ実際にそうだと思い知って悲しくなるとかどんだけなんだろう。

思うんだけど、なんだかんだ物書きって自分の中にあるものを作品にしてると思うんだ、そういう意味ではどんな話も私小説ではないだろうかと。今日のSSもそうだろうし。しかしながら、独り言の癖がある性か、一人称で話を書く方が書きやすいです。

未来パラレルです。
穏やかな終わりが来ればいいのに。

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 国家錬金術師であること。
 オレにとってそれは目的のための手段であって、事を成したならばすぐにでも腰を上げたい針のムシロだった。

 悲願だった目的は成就され、オレは最愛の弟の身体と自身の手足を取り戻した。そうなれば長居は無用だ。即刻首輪代わりの銀時計をあの小憎たらしい嫌みな上司に叩き付けて軍の狗なんて辞めてやる!


 オレの姿を認めた上司は、いつになったらノックを覚えてくれるのかね、元気なのは結構なことだが、とお得意の小言で出迎えてくれた。こんなやりとりも無くなるかと思えば不思議と小骨が喉に引っ掛かったような苦しさを覚える。何で苦しくなるんだ、針のムシロに情を移してどうする。その感情の名前は薄々わかっていた、でも指摘なんてしない。指摘した途端に明確な形になってしまうから。
 ここに対してそんな思いを抱くなんて自己矛盾も甚だしい。自分が馬鹿らしく思えてならなかった。

「おめでとう、」
 オレの話を全部聞いた、奴の第一声はそれだった。
「晴れで君は軍を辞めることが出来るわけだな。細かい事務処理は此方で引き受けるよ、詳しい手続きについては後々連絡をするからしばらくは中央に残っていてくれ」
 結構あっさりとしていて、若干拍子抜けした。もっとこう、私の下で働く気はないか、とか、冗談でも言われるのかと思ったのに。期待していた自分に気が付いて胸くそが悪くなった。そんなこと、やさしすぎるこいつが言うはずもなかっただろうに。言われたからといって、ここに留まることを選ぶ自分でもなかろうに。
 本当に、馬鹿みたいだ。


 部屋を出るとき、独り言のように奴が言った。
「報告に来る君の姿が見られなくなるのは、少し淋しいよ」
 棘のようにその言葉が胸を引っ掻いた。
 ああ、いつからここはオレにとって居心地の良い場所に変わってしまったのだろう。鋭く尖っていたはずの針はいつ折れてしまったのだろう。

 手放すとき初めて気が付く、小さな憧憬だったのだここは。



------
針のムシロだとかなんだとか言っても、エドにとってのロイや司令部のみんなって小さな安らぎだったと思うんだよね、あくまで他人なんだけれども。だから軍属っていう繋がりが無くなるとき、感傷的になりそうな気がする。知り合いではあっても、部外者になってしまうから。
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